「なるほどデザイン」を読み直してみた感想

Book 2020/02/12

「なるほどデザイン」とは?

なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本

このタイトル通り、文章はあまりなく、写真や図でデザインの仕方や知識を教えてくれる本です。
デザインを学び始めるのにオススメの本を調べると、文字通り十中八九紹介されています。

内容については、私がごちゃごちゃ書くより、公式サイトをご覧いただくと一発です。

なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本。

「デザイン=楽しい」を実感できる新しいデザイン書籍。デザインする上で必要な基礎、概念、ルール、プロセスを図解やイラスト、写真などのビジュアルで解説しています。現場で活躍しているデザイナーが身近にあるわかりやすいものに例えたり、図解、イラスト、別のものに置き換えて見方を変えてみたり…豊富なビジュアルとともにわかりやすくひも解いた、楽しみながらデザインのあれこれがわかる「なるほど!」と思える内容が盛りだくさんです!

初見で「なるほどデザイン」を読んだ時の感想

最初に「なるほどデザイン」を読んだ時の感想が、一昨年の日記に残してあったので振り返ってみます。

  • すごく抽象的な印象
  • 特にChapter1、2がまったく頭に入らなかった(;´∀`)
  • ど素人の私には、ひとつひとつの情報を、頭の中でうまく処理できなかった
  • 初心者の入門書というよりは、デザインし始めの人が、具体的な技術を習得するための本、という気がした

・・・などと申しております。
そこで、少しはデザインについて勉強が進んだ今、読んでみるとどう感じるのかな?と思ったので、デザイン関係の本を学びなおすにあたって、まず最初に読み返してみました。

改めて読みなおしてみた感想

わかりやすっ😲!!

所見では頭に入らなかった、Chapter1、2でそう思いました。
何故そう思ったのか、要約と感想をまとめつつ分析したいと思います。

Chapter1 編集×デザイン

このチャプターでは、デザインをするにあたっての考え方と、デザインをするときの手順が書かれています。
これが、簡潔な文と具体的な図や写真で説明されているので、とてもわかりやすい。

ではなぜ、初見では、あまり頭に入らなかったのか?

これは間違いなく、私がデザインをしたことがなかったから、だと思います。
たとえば、デザインをするときに一番大事かつ最初に考えることは、「誰に、何を、なぜ、いつ・どこで 伝えるのか」。
最初にこの本を読んだ頃は、これを考えてデザインをしたことがなかったのです。
だから、すべて「へ~、ふ~~ん」で終わってしまった😂

でも、その後いろんな書籍やブログで勉強して、広告バナーやwebサイトのデザインをやってみた後にこの本を読んでみると・・・
なんて簡潔にわかりやすく説明してくれているんでしょう😭!!
デザイナーさんが絶賛し、ベストセラーになったのも納得でした。

Chapter2 デザイナーの7つ道具

このチャプターでは、実際にデザインをするときの考え方やポイントを、7つ道具に例えて説明されています。
初見では、抽象的だなあ、と思ったのですが。

これもやはり、具体的にどういう場面でどうやって使うか、イメージがわかなければ、抽象的に感じると思います。
けれども、たとえばバナーを作るときに、どういうレイアウトにするか、どうやって目立たせるか・・・
そういうことを考えるヒントが、わかりやすくまとまっています。

Chapter3 デザインの素

最後のチャプターは、前の2つの章が考え方や手順だったのに比べ、文字や色などの知識を勉強する章になっています。
この知識の部分は、どの本で学んでも書いてあること自体は同じなので、内容が重なる部分も多い。
たとえば、色相・明度・再度、光の三原色・色の三原色、など。

でも、この本のわかりやすいところは、こういうふうに表現したいときはこの知識を使う!というイメージがしやすいような書き方がされているところ。
それが、文字・色・写真・グラフ、とそれぞれ簡潔にまとめられています。
もっともっと細かく勉強しようと思えば、もっと内容の濃い書籍を読む必要があると思います。
でも、とりあえずざっくり知ってデザインに活かそうとする分には、とても助かる。

まとめ

なんせ、画像がほとんどなので、イメージがしやすいんです。
ただ説明文がほとんどないので、本っ当の初心者は、最初に読んだだけでは、あまり理解はできないかも😅
とっつきやすさは断トツなので、なんとなくデザインとは、というのをつかむには最初に読むのも良いのかもです。

でも、作者が「主にはデザインを良くするヒントが欲しい新人デザイナーの役に立つように」と言われるとおり、デザインを始めて間もない人が読むのに最適なのではないかなあと思います。

WEBに限らず、デザインを勉強したい!という方は買って損はない本だと思います。
この本を参考にしながら、またデザインにチャレンジしようと思います💪